『進撃の巨人』エレン役や『七つの大罪』メリオダス役など、様々なアニメでメインキャラクターを務める声優・梶裕貴が、電子コミック配信サービス「めちゃコミック(めちゃコミ)」の“有名人インタビュー”企画に登場。

現在公開中のインタビュー前編では、声優目線での漫画の読み方や、『進撃の巨人』の裏話などを語っている。
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本企画「独占インタビュー 梶裕貴」は、前編(8月16日公開)と後編(8月23日公開)の二部で構成

前編では、「仕事上アニメに携わることが多いので、原作の漫画を読む機会はかなりありますね」という梶が、自身の“漫画の読み方”を語る。
その中で「我々声優は、勝手に恋して勝手に振られることがよくあるんですよ……(笑)」と、声優ならではの苦悩を明かす場面も。

また、現在TVシリーズ第3期が放送中の『進撃の巨人』の裏話も明かしてくれた梶。
もともと大好きだった同作のアニメ化決定を知ったときの気持ち、オーディションを受けることが決まったときの驚き、エレンと自身の共通点、思わず日常生活で出てしまった“エレンっぽい”一面、など梶ファンにも『進撃の巨人』ファンにも読んでもらいたい内容だ。

なお、インタビュー後編では、声優を志した梶が勇気をもらった漫画や、大好きだという浅野いにお作品について語られているので、こちらもチェックして欲しい。

https://animeanime.jp/article/2018/08/16/39503.html
以下インタビュー

梶裕貴インタビュー(前編):

数々の人気アニメに出演中の声優・梶さんが振られる相手は漫画!? 思わず演じるキャラが出た日常生活の瞬間とは?

【後編:8/23公開】主人公に美学を感じる!
声優を志した梶さんが勇気をもらった漫画とは? 大好きな浅野いにお作品についても語ってもらいました!

数々のアニメで引っ張りだこの声優・梶裕貴さんに直撃インタビュー!

声をあてた「進撃の巨人」の主人公・エレンとの共通点や人気ゲーム「ドラゴンクエスト」の世界を描いた何度も読み返している少年漫画、好きな漫画家、声優としての夢について語ってもらいました!

仕事で漫画を読むと、勝手に恋して勝手に振られることもある

――普段漫画を読むことはありますか?

仕事上アニメに携わることが多いので、原作の漫画を読む機会はかなりありますね。

ただ、純粋に楽しんで読んでいた昔より、今は役作りや世界観を知るために読むというニュアンスが強くなっている気がします。


オーディションを受けるにあたって読むことも多いんですけど、落ちたときのことを考えると怖くて、作品を好きになってしまう前に自分の気持ちをセーブしてしまうんです。

我々声優は、勝手に恋して勝手に振られることがよくあるんですよ…(笑)。


――お仕事以外で漫画を読む場合、どんな感じですか?

「このキャラクターを自分が演じるなら…」とか、「もしこれがアニメ化したら、この人がこういう声をあてて、こういうお芝居するのかな」とか、そういった方向に意識が向きがちです。

素敵な作品だったり、好きな作品であればあるほど、勝手にアニメ化されたときのことを想像しちゃいますね。

梶裕貴

梶裕貴

――漫画のアニメ化をイメージしながら読むことが多い分、自分の好きな作品がアニメ化されて出演が決まった場合、やはりプレッシャーを感じますか?


演じられることになって嬉しい反面、その分プレッシャーも感じます。

オーディションで気負ってしまったり、第一話の収録で必要以上に緊張したり。

作品に対して、想い入れが強ければ強いほどプレッシャーはあると思います。

梶裕貴

梶裕貴

――好きな作品だからこそ難しいと感じるのは、どんなときですか?

クリエイティブなものって、一人ひとり受け取り方が違うじゃないですか。

だから僕がこうやりたいな、という発想もあくまで僕の中だけのものだと思うようにしています。

原作者の考えが全てだ、見る人の受け取り方それぞれでいい、って色々な考え方があるでしょうし。

ただやっぱりアニメで演じる以上、“監督が作りたいフィルム”というのがあるので、それを第一に考えるようにしています

自分の声質や、オーディションでのお芝居が、監督の作りたいフィルムに必要だと判断されて決めていただいていると思うので。

でも、その全てが1話30分で全部一致するか、というとそうじゃない場合ももちろんあります。そのすり合わせが難しいなと思います。

風邪の菌なんて…駆逐してやる!

――「進撃の巨人」 (諫山創/講談社) ではエレン・イェーガー役を演じていますが、ご自身との共通点はあると思いますか?


進撃の巨人」 (諫山創/講談社) はアニメ化が決まる前から大好きな漫画でした。

でもその当時は、作風的にアニメ化するのは難しいのかなと思っていましたし、オーディションのお話をいただいた時も“エレン役で受けるんだ!”と驚くくらい、まさか自分がエレンを演じさせていただくことになるとは思ってもみませんでした

巨人と相対するエレン

巨人と相対するエレン


でも、アフレコが進むにつれて「あー、似てるな」という部分がどんどん見えてきて、今ではもう一人の自分なのかな?と思うぐらい、近いところに感じる存在です。

長い付き合いの作品は、役と向き合っている時間が長い分、どんどんそのキャラの気持ちを理解できていったり、演じる中で共通点を見つけて、自分の新たな面を発見したりというのが多いと思います。


梶裕貴

――日常生活で思わずエレンっぽさが出てしまうことはありますか?


進撃の巨人」 (諫山創/講談社) のアニメSeason 1の頃、収録の前日に風邪を引いて高熱が出てしまったことがあったんです。

体はつらいけど、明日までにはなんとか治さなきゃ…という状況で、歯を食いしばって、鋭い眼光で、汗をかいて…という、ものすごい表情になっていたと思うんです。

エレンの言葉を借りるなら、“風邪の菌なんて駆逐してやる!” という感じ(笑)。

自分の中でエレンはこういう顔、とイメージがあるんですけど、その顔に近かったんじゃないかなと、後になって思いました。