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先日放送された40話「昔話」で明らかになった壁内の歴史観について考察していきたいと思います。
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40話昔話の回想で「下手に利口な教師」ことエルヴィンの父親が登場しました。
彼は教員として歴史を教えているようでした。
背景に見えるのは歴史の流れを記したようなタペストリーがあります。
巨人から逃れた人々が壁内へ追い詰められ、その後定住し、現在に至る経緯が描かれているようです。

そこで注目していただきたいのは、背景のタペストリーの文字です
こちらの文字、巷では進撃文字と呼ばれていますが、実は読めるんです。
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この様に反対にすることで我々が慣れ浸しんでいるカタカナだとわかります。
早速解読していきましょう!

以下は全体図がある原作裏表紙からの引用です。

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キョジンノシュツゲンニヨリ
スミカヲウシナイニゲマ
ドウヒトビト

「巨人の出現により住処を失い逃げ惑う人々」
巨人に故郷を追われたようです。
逃げ惑いという文言から相当な混乱があったと察せられます。
当時どのようにして巨人が出現したのか興味がありますね。
突如として出現したのでしょうか、それとも…

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キョジンノ 
アットウテキ 
ナセンリョク
ニナススベモ
ナクジンルイ
ハシンテンチ
ヘノコウカイ
ヲヨギナクサ
レタ
コノトキジン
ルイノホトン
ドガシメツシ
タガソノタイ
ハンハヒトド
ウシノテニヨ
ルノデシタ

「巨人の圧倒的な戦力になす術もなく、人類は新天地への航海を余儀なくされた」
「このとき人類の殆どがが死滅したが、その大半は人同士の手によるのでした」
当時の人類には巨人に対抗する手段がなかったようです。
今でさえ、これまでの多大な犠牲で得た戦術の発達と立体軌道装置や超硬質ブレードなどの対巨人兵器の発明のおかげで、何とか巨人から身を守る術を得ていますが、その当時の人類は槍や大砲ぐらいしか対抗手段がなかったでしょうから、それは惨憺たる有様であったと想像に難くないです。

そして、何よりも残酷で救いようのないのが、「ほとんど死滅した人類の大半が人同士の手によるもの」ということです。
巨人に襲われ、自分が生き残るだけで精一杯という状況だったことがが犇々と伝わってきます。
阿鼻叫喚の救いのない生き地獄では、他人を気にしている余裕はないのでしょう。
それでも、巨人という強大な脅威に立ち向かうどころか、同じ人間同士で殺しあうとは愚かとしかいえません。
結果として、巨人に食べられた数よりも内紛での犠牲の方が多いというのは最大の皮肉です。
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フネニノレタノハ
ゴクショウスウノ
ケンリョクシャタ
チノミデアッタ

「船に乗れたのは、極少数の権力者たちのみであった。」

エルヴィン「彼らが守りたいのは人類ではなく、庭付きの家と地位だけ」
これは現在放送中の三期王政編を彷彿とさせますよね。

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コウカイハナンコウ
ヲキワメヤクハンス
ウガモクテキチニト
ウタツスルコトナク
ショウソクヲタッタ

「航海は難航を極め、約半数が目的地に到達することなく消息を絶った。」
当時の航海技術は未熟で壁内へ到達することは多分に過酷なものだったのでしょう。
航海ということからも、進撃の巨人の世界には海が存在することが窺えます。

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シンテンチニハ
モトモトキョウ
ダイナカベガ
ヨウイサレタ


「新天地にはもともと強大な壁が用意された。」
ここは非常に重要な言及です。
壁はもともと用意されていたんです。
用意された壁の中に逃げ込む、まるで牧羊犬から柵の中に追い込まれた家畜のようです。

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シンタイリク
ココヲワレワレハ
シンセイナルモノ
トシテアガメル

「新大陸、ここを我々は神聖なるものとして崇める。」
壁内へ逃げ込んだ人々は、ここを新大陸としています。
これも海説を立証する重要な証拠です(今となっては明白ですが…)
また、この時点で初期のウォール教が築かれたのだと考えられます。

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コノカベノナカニハ
ジンルイノリソウガ
アルコノカベノナカニ
エイキュウニ
アラソイノナ
イセカイヲ
ツクロウ

「この壁の中には、人類の理想がある。」
「この壁の中に永久に争いのない世界を作ろう。」
理想郷ということですね。
王を中心とする理想的な統治体制を目指したわけです。

まとめるとこうです
「巨人の圧倒的な戦力になす術もなく、人類は新天地への航海を余儀なくされた」
「このとき人類の殆どがが死滅したが、その大半は人同士の手によるのでした
「船に乗れたのは、極少数の権力者たちのみであった。」
「航海は難航を極め、約半数が目的地に到達することなく消息を絶った。」
「新天地にはもともと強大な壁が用意された。」
「新大陸、ここを我々は神聖なるものとして崇める。」
「この壁の中には、人類の理想がある。」
「この壁の中に永久に争いのない世界を作ろう。」
以上のことが壁内で一般的に認知されている歴史のようです。

つまり、壁外の人類は絶滅し、逃げ延びた人類は命からがら壁内へ逃げ込んだようです。
そして絶対的な王政による指導のもと、人々は一世紀もの間仮初の平和を享受し、安寧の時を過ごしました。
支配されていた恐怖も、囚われていた屈辱も忘れさせて。

事態が急変したのが今より五年前の845年です。
その壁が超大型巨人により破られたことによって、壁の安全神話が否定、平和と壁が破壊されました。
再び巨人に蹂躙されることによって、人類と巨人の戦いは幕を開けます。
人類領域の後退を余儀なくされたまま五年後の850年を迎え、この人類にとって二度目の超大型巨人の侵攻を許します。
結局、巨人の正体が何かわからないまま、人類は再び滅亡の淵にと立たされますが、巨人化能力者エレン・イェーガーにより人類は窮地を脱します。

人類が初めて巨人に勝った日、初めての反撃の嚆矢です。

そして兵士・民間人問わず、多大な犠牲を出しながらも、人間の中に紛れ込んでいる巨人の存在を知ることになります。
そして、人類が壁内へ逃げ込んでから107年目に反乱の兆しがあり、王政が隠しているこの世界の一端が垣間見え、自由を希求する調査兵団によって真実が暴かれようとしています。
今この小さな進撃の世界は変わりつつあります。
それは希望か 絶望か. 選ぶのは誰で、誰が選び、誰が誰を信じるのか。

進撃の巨人のこれからの展開に目が離せませんね!